スーパーにずらりと並ぶアイスクリーム。「さっぱり」や「濃厚なコク」など気分で選びがちですが、種類によっては、油と添加物でアイス風に仕上げているものも。

牛乳を使わず、油と水、添加物で白い液体を作り、アイスクリームもどきに仕上げているものも。

一年を通しておいしいアイスクリーム。種類も豊富で、冷凍庫にストックしている人も多いはず。

市販のアイスは、アイスクリーム類と氷菓に分けられます。氷菓はアイスキャンディーやシャーベットなど、乳固形分がほとんど入っていないもの。一方、アイスクリーム類は、乳固形分と乳脂肪分の含有量によって３種類に分類されます。「アイスクリーム」は乳固形分が15％で乳脂肪分が８％以上、「アイスミルク」は乳固形分が10％以上で乳脂肪分が３％以上、「ラクトアイス」は乳固形分が３％以上で乳脂肪分の規定はなし。

乳固形分とは、乳から水分を除いたもので、脂肪や乳糖、タンパク質やミネラルなどの栄養素を含有。高配合の方が濃厚で体にも優しいのですが、価格は高めに。そのため、安価に提供できるラクトアイスが多く出回っています。牛乳をほぼ使わない分、植物油に水を混ぜ、乳化剤という添加物で白く濁らせてクリーム風の液体にして使用。アイスクリームの味や食感、コクを再現するために、大量の添加物を使っている点もラクトアイスの特徴です。

ただ、アイスクリームにも香料などが添加されている場合が。子どもも大好きなアイスクリームだからこそ、しっかりと裏ラベルを確認しましょう。