ローヤルゼリーという物質の名は広くに世に知られていますが、ハチミツとの違いについては意外と知らない方も多いのではないでしょうか。
若い働きバチが花粉やハチミツを消化吸収し、体内から分泌した物質、それがローヤルゼリーです。
ローヤルゼリーは女王バチ専用の特別食で、女王バチは生涯を通じてローヤルゼリーのみを口にします。
女王バチはなぜすごいのか、それは、働きバチとの大きな違いにあります。
女王バチは働きバチの40倍以上も長生きし、生涯を通じて若さを失うことがありません。
産卵期には一日に2,000~3,000個の卵を産み、一生で約百万個の受精卵を産む能力をもっているといわれています。
この驚異的な生命力を育てる源、それが女王バチだけが食べることのできるローヤルゼリーの中にあるのです。
ローヤルゼリーは女性の美と健康を守る食品として昔から注目を集めてきました。
「王乳(オウニュウ)」とも呼ばれるローヤルゼリーは、良質のアミノ酸をはじめ、タンパク質、糖分、脂質、ビタミン、ミネラルと五大栄養素を全て含んだ完全栄養食品で、健康維持の役立つと古くから珍重されている食品のひとつです。
ローヤルゼリーには、「10-ヒドロキシンデセン酸」と呼ばれる遊離脂肪酸の含量が非常に高い特徴があります。
この成分はミツバチのみが産出できる物質で、他の天然物には含まれていないことから、デセン酸の割合が多いほど純良なローヤルゼリーだとされています。
ただ、デセン酸は人工的に添加することもできるため、デセン酸だけの数値を見るのではなく、「いつ・誰が・どこで・どのような環境の中で」採集されたローヤルゼリーなのか、ミツバチの生育環境や製品になるまでのトレーサビリティを知る必要があります。
(社)全国ローヤルゼリー公正取引協議会の品質規格では、デセン酸の品質基準が1.6%以上(生ローヤルゼリー)としています。
ジャパンローヤルゼリーのローヤルゼリーは全ての原料が2.0~2.5%(生ローヤルゼリー)と高濃度なデセン酸数値となっています。
また、同じく重要な特有成分アピシンも多く含んでいます。